妻の誕生日だったため、奮発して西麻布のエスペランス。こんなに一皿一皿に目が点になる店もほかにない。
活あわびのソテー
牛肉の赤身を焼いたもの
フォアグラの炭火焼

直径15cmはあろうかという活あわびに軽く焼き色をつけ、肝にキャビアを合わせたものを付け合せに。こりこりとしたあわびに、ねっとりと肝の甘さと潮の香りが。
牛肉は本当にさしの入っていない、きれいな赤身。レアに焼いてあるだけだが、肉の味、血の味が噛むごとに感じられる。
圧巻はフォアグラ。小さい部分を丸のまま串にさし、炭火で脂を活性化したものにクレソンを合わせる。串がさせるほど新鮮なフォアグラは臭みがまったくなく、獣の旨みのゼリーのようなもの。ワインもすすむ。ワインの甘さを獣脂が引き立てる。

その後、チーズとデザート。
ワインは桃のシャンパンカクテル、グラスの白、Gevrey Chambertin Bernard Dugat PY 98年のボトル。
その後、妻は貴腐、こちらはフィーヌ ド ブルゴーニュ(79-2003

美味だったけれど、支払いでもため息が出る。国内旅行ができる額。