お風呂で。やはりおもしろい。
「長いお別れ」をチャンドラーの最高傑作とする意見に違を挟むつもりはない。
が、個人的に最も好きなのはこの作品。個人的な意見だが、「長いお別れ」のリンダ・ローリングの反響が大きすぎて、カーテンコールとして書かれた作品ではないのかな、と思う。ラストのリンダ・ローリングからの電話を引き立てるための、他の女性であり、あらゆる台詞だとすれば夢のある話だと思うのだが。