自殺報道のルール

id:singspielerさんの日記を読んでいて、先日飲んでいた時に精神科医のY先生に教えていただいたことを思い出す。
プロとしてルールは守りましょう、というわけで。

英文 http://www.who.int/mental_health/media/en/426.pdf
和訳 http://www.ncnp-k.go.jp/ikiru-hp/manual/whoguide.pdf
    (平成14年度研究報告書20ページ参照:高橋祥友


報道がするべきこと
・事実を提示する際は,ヘルスケアの専門家と協働する
・自殺が「成功した」という表現は用いない
・関連するデータのみを提示する
・自殺に代わる別の問題解決の選択肢があることに情報提供の重点を置く
・電話相談や地域資源の情報を提供する
・自殺のリスク要因や警告のサインを提供する

報道がするべきでないこと
・写真を掲載したり自殺の手記を出版しない
・方法の詳細を伝えない
・自殺の理由を単純化して伝えない
・自殺を名誉あるものとして報じたり,センセーショナルに扱わない
・宗教的/文化的なステレオタイプを用いて説明しない
・自殺(者)を非難しない