メディアドクター日本版実証実験

 HSPの有志でメディアドクターの実証実験。昨年書かれた乳癌に関する新聞記事を医師とジャーナリストとで査読し、その記事の妥当性について一日かけて検証。個別の結果については、2/3の公開セミナーで発表するため、後においておくとして、案の定というかなんというか、医師とジャーナリストとで特にタイトルに対する感覚が違うなと感じた。
 是非定期的に行うプログラムにしたいけれど、著作権の問題もあり、方法論をいろいろと考える必要がありそう。新聞社が金を出してくれるとは思えないしなー。

2月3日、公開フォーラムのお知らせ

東京大学医療政策人材養成講座は、2月3日(土)13時から、東京大学本郷キャンパス内の鉄門記念講堂におきまして、「医療を良くするために、医療者と報道者ができること」と題した公開フォーラムを開催いたします。現在、医療に関わる当事者の中で、医療を提供する医療者と、それを報道する立場のメディアの間には深い溝が存在します。そこで、本講座では、医療者と報道者が互いの質の改善のために相互に率直な意見を述べる機会を作ると同時に、医療者と報道者が一緒に医療改革に取り組む道も探ります。
なお、当日は医療者と報道者の共同プロジェクトの一例として実施した「日本版メディア・ドクター実証実験」の結果をご報告いたします。海外では、医療記事を評価・格付けするメディア・ドクターという仕組みがあります。今回、それを参考に、本講座受講生・修了生の医療者と報道者合計23人が、日本の医療記事を採点するプロジェクトを実施しました。その結果と、そこから導き出された考察を、当日、発表いたします。
3期生には参加必須プログラムとなっておりますので、ご参加のほど、よろしくお願いいたします。また、本フォーラムにご興味がありそうな知人などがいらっしゃいましたら、どうぞご案内をお願いします。

【イベントタイトル】
東京大学医療政策人材養成講座
メディスン&メディア(医療者・報道者)公開フォーラム
「医療を良くするために、医療者と報道者ができること」
■開催日時、会場
開催日時:2007年2月3日(土) 13:00 − 16:30
会場: 東京大学医学部教育研究棟鉄門記念講堂(東京都文京区本郷7-3-1)
■内容
【第1部】(13:00〜13:40)
○「本講座は、医療とジャーナリズムの課題をどう捉えてきたか」
埴岡 健一(本講座 特任助教授)
【第2部】(13:40〜15:20)
○プロジェクト報告:「日本版メディア・ドクター実証実験」から
・プロジェクトの概要
(評価結果。評価から見えてきたこと)
・チーム1報告
・チーム2報告
・チーム3報告
【第3部】(15:30〜16:30)
○パネルディスカッション
「医療を良くするために、医療者と報道者が共にできること」
(本講座1、2、3期生から、医療者とメディアそれぞれの立場のメンバーが討論します)
医療者からメディアに求めること。
・メディアから医療者へ求めること。
・医療者とメディアの共同プロジェクトの可能性。
メディスン&メディア共同宣言
東京大学医療政策人材養成講座のご案内
○閉会のあいさつ
高本 眞一(東京大学医学部教授、本講座 プログラムディレクター)

えーと、もし興味のある方がおられましたらどーぞ。