幸せはシャンソニア劇場から

 日経新聞夕刊の映画評で気になっていた、「幸せはシャンソニア劇場から」。
 妻に逃げられた男が劇場からリストラに合い、その劇場を仲間と再建しようとするも失敗。ふらりと現れた女性の力もあり、なんとか再建しかけるも、これからというタイミングで殺人罪で投獄されてしまう、という話……なのかなぁ。主人公だけではなく、登場人物たちそれぞれのバックグラウンドがきちんと描かれ、重層的な話になっている。
 話はところどころ突っ込みを入れたくなるものの、それを上回る音楽と古い町の空気感が素敵。オペレッタの映画を見ているような気分になる。

 オペレッタ好きには見てほしいなぁ、という映画。