箱根旅行のつれづれに二冊。

三味線ざんまい

三味線ざんまい

妻は激烈につまらないと言っていたけれど、そこまでではないかな。
決して人には勧めないけれど。
きっと同じようなブログを書いていて、もっとおもしろい人は他にいる。

パーカーも久しぶり。
日本人の作品で山本周五郎を何度読んでもほっとするのと同じように、半ば原体験的な気がする。初めて初秋を読んだのが中学生の時だったし。
初期の作品ではあるけれど、昔の通り楽しめた。
新しい発見を感じられないところが限度かもしれないが、別にそれを期待して読んでいるわけではない。パーカーのいいところは、街をきちんと書いていること。大学一年の夏休み、ボストンUのESLのクラスを受講して一月半滞在したが、通りの雰囲気や街の空気がそのままで感激した記憶がある。