こうもり@ハンガリーブタペストオペレッタ

 
 ガレリア座ソリスト陣で練習をパスさせていただいて皆でブタペストオペレッタ観劇。ブタペストオペレッタは何度か観ていて、古典的で洒落た舞台を見せてくれる印象が強い。
 が、こと今回のこうもりに関しては、「勝手知った演目をアレンジしてやりました」という印象が強く、違和感の方が強く感じた。アデーレの歌2本、オルロフスキーの歌を、それぞれ冗長な部分があるにしても話の展開上も重要な歌をカットしてしまっている。歌手の力量の問題かと思いきや、アデーレについては他に挿入された歌もあり、明らかに演出上の都合のようだ。日本語を多く使ったこともどうかと思う。日本語が聞こえるだけでウケるのでは、別に演目関係ないし。
 幕の切り方も本来のものとは異なり、2幕の途中で切って2幕仕立てにする演出。これは好き。2幕を途中で切ることで、舞踏会の時間を感じることができる。計算しつくされた酔っぱらいの演技もすごい。